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海外の喫煙事情

今、世界では禁煙の法令化がすすんでいるのを知っていますか?WHO(世界保健機関)では、喫煙による健康被害の防止を目的として、タバコ規制枠組み条約まで作られました。これは、タバコの広告や販売の規制、密輸に対して国際協力を定める条例です。この条例に160国以上の国が署名しているそうです。もはや禁煙法(喫煙規正法)は世界共通の法律と行っても過言ではないほど各国で取り組みが行われていることになります。海外旅行に行った時に、身をもって体験する人も多いとおもいますが、行き先によっては、罰金や逮捕、裁判にまでなるところもあります。また、イギリスやアメリカ(州による)、オーストラリアではタバコ1箱の値段が日本の3倍以上もするそうです。また、タバコの値段の7~8割が税金という国も少なくありません。禁煙法では、公共施設内や公共交通機関内での禁煙はもちろんですが、このほかに、テレビなどの電波を通しての広告を規制したり、出版物(雑誌など)への広告規制、イベントの禁止、自動販売機の禁止などがあります。また、タバコの箱には、「警告文」の表示を義務付けています。厳しいところでは写真などと一緒に、タバコがもたらす悪影響について警告しています。このような禁煙法について少し例をあげてみます。

●タバコ販売の禁止している国(禁煙国家)
・ブータン・・・2004年施行
国内におけるタバコの販売を全面禁止しています。違反には罰金が課せられます。また、外国からの持ち込みのたばこ製品は、100%の輸入税がかけられます。
喫煙は自室でのみ許されます。これは外国人にも適用されます。

●禁煙法がある国
以下にあげる国には共通して公共交通機関及び公共施設内での喫煙の禁止や、タバコ広告の規制などをしています。違反者には罰金が課せられます。
-アジア-
マレーシア、タイ国、香港、韓国、台湾、ベトナム、シンガポール、ミャンマー、
-オセアニア-  
ニュージーランドオーストラリア(州で違う)
-北米ー
アメリカ(オハイオ、アリゾナ、ネバダ、カリフォルニア、デラウェア、ニューヨーク、コネティカット、メーン、マサチューセッツ、ロードアイランド、モンタナ、ヴァーモント、ワシントン、ニュージャージー、ユタ、コロラド、ハワイがそれぞれ独自に法律を作っています)
・カナダ(州で違う)
-南米ー
キューバ、バミューダ、ウルグアイ、米自治領プエルトリコ、チリ、アルゼンチン(ブエノスアイレス)
-ヨーロッパ-
ヨーロッパは、各国独自の他にEUでも禁煙に関する法律が整備されています。
アイルランド、・イギリス(イングランド、北アイルランド、スコットランド)、ノルウェー、スウェーデン、ポーランド、イタリア、スペイン、スイス、ドイツ
フランス

●各国のタバコ事情例
◎アメリカのタバコ事情
1971年にラジオ・テレビなどの電波媒体による広告の禁止をしています。日本からアメリカに輸出された青少年向けのアニメでタバコのシーンが消されているのを知っていますか??アメリカでは、クリントン大統領時代いに“タバコはドラッグと同じである”と認められ、これにともないまた、青少年(18歳未満)への販売や広告規制なども制定されています。また、州単位でそれぞれ禁煙法が制定されていて、公共施設内はもちろん、オフィスビルやレストランやバーなどでの喫煙も禁止されているところもあります。また、カルフォルニア州のベルモント市ではアパートやマンションも禁煙にする条例が可決され、2009年から施行だそうです。

番外篇:ハワイ・・・たくさんの日本人が観光に行くハワイでも2006年から禁煙法が施行されたんです。 州が定める公共の場所が全面禁煙となっています。レストランやホテルの通路、ショッピングセンター等と、これらの出入り口より約6メートル圏内が禁煙になります。もちろん、違反すると罰金ですよ!

◎アイルランドのタバコ事情
アイルランドは2004年にEU国で初めてレストランや公共施設での禁煙また、世界で始めて国単位で屋内のオフィス(職場)を完全に禁煙にした国だそうです。印刷物や電波媒体における広告は禁止されていますが、2008年にはお店での広告も禁止される予定で、店にタバコを置く時も見えない場所に置かないといけなくなるそうです。

◎タイのタバコ事情
タイでは2000年からテレビや映画での喫煙シーンが禁止されています。電波媒体や印刷媒体などでの広告もほとんど禁止されていてます。また、公共施設のほか、空調設備(冷房)のある建物内や映画館では禁煙しなければなりません。タバコの箱には警告表示が写真付きであります。写真が箱の半分くらいあるのでかなりインパクトが強いです。この他に、販売促進のためのクーポン件の配布や値下げも禁止されています。

◎オーストラリアのタバコ事情
オーストラリアは世界でも喫煙率の低い国だそうです。タバコ一箱が約800~1000円もするそうです。禁煙法は州ごとに制定されていますが、内容は多少の違いがあるそうです。公共施設のほか、レストラン、ホテル、バーなどはもちろん禁煙の対象となっていますが、ビーチまでも禁煙になっているところがあるそうです。タスマニア州では子供の居る車内も禁煙になっています。

●タバコに関する警告文
国によっては、タバコの箱に警告文を表示しなければなりません。
アメリカ・・・「喫煙は肺がん、心臓病、肺気腫の原因になり、妊娠を困難にするおそれがある」を含む4種類
EU・・・「喫煙は死に至る/喫煙は死に至るおそれがある」を含む2種類と「喫煙は動脈を詰まらせ、心臓発作及び脳卒中の原因になる」を含む14種類から1つづつ表示する
タイ・・・「喫煙は肺がんの原因となる」「喫煙は心不全の原因となる」「喫煙は肺気腫の原因となる」を含む12種類
オーストラリア・・・「喫煙は死に至る」を含む6種類

この他にも、カナダ、ブラジル、メキシコ、フィリピンなどでも警告文の表示が義務付けられています。


現在でも、タバコの規制は各国で次々に整備されていて、喫煙できる場所がどんどん少なくなっているようです。また、たばこの値段(税金)も段階的に上げるように検討されているそうです。